しばらく使っていなかったTuOカードであるが、ついに、「今後カード更新を行わない旨」の連絡が、カード会社から来た。
使わないから更新解除、と言うのではなく、全般的に発行終了らしい。
期限は二千六百年、じゃなかった、2023年3月末である。
案内状には、「新たなカードを希望する場合は、NLカードへどうぞ」、と書いてある。
しかし、自分は、本カードとは無関係に、既に三井住友のNLカードを作っており、VISAタッチで活用している。
このまま終了を待っていよう。
案内を熟読すると、この締め切りはカードの期限ではなく、更新カード発行時期なので、実際にカードが使えなくなるのは、さらにもう数年後のことになる。
だから、今月末のイタリア行きは、このカードと、もうViewカードを持って行くつもり。
Viewカードの方は、二枚目のビックカメラカードを持参予定。これはSuicaも付いているし、えきねっとにも登録してある。
どちらも殆ど使っていないので、万が一、無くしても実害がないからだ。
このTuOカードを作ってからどのくらいになるだろうか、もう、三十年くらいだろうか。
利用身分を失ってからも二十年以上になる。
「身分滅失に伴うカード返上のお願い」、みたいな通知を何回か貰った記憶があるが、その度に「たまに行くから使いたい」と書いて返信していたら、ついに、「たまに来る人たちはお目こぼししてやる」と言うような返事が来たのを覚えている。
今の仕事で旧職場に伺った際、そこの食堂とかでサインレス使用出来るのが大変便利だった
今はもう、旧職場に行くことも、そのまずい食堂に行くことも殆ど無くなったので、カード終了でも困りはしない。
永い間お世話になりました、と言う、感謝の気持ちで一杯である。
生まれて初めて作ったカードはセゾンで、旧職場に就職して割とすぐに作ったと思う。90年代のことだ。
年会費無料で、一回払いなら手数料も無料、ポイントが溜まって景品が貰える、と言う三点に惹かれて申し込んだ。
次にダイエーカード（オレンジカード）を作ろうとして却下されたのが忘れられない。
自分は、超安定職種で、固定電話も持っていたし、滞納も一切ないし、何が不足だったのか、未だに分からない。
ああいういい加減な審査をしていたから、ダイエーは倒産したのだ、と今でも思っている。
その後、実際に二枚目のカードを作ったのが、ヨドバシだったか、Viewだったか、あるいはTuOか、思い出せない。
東京に戻るずっと前の話である。
