実歴─新築マンション購入リアルタイム日記

マンション購入後はポイント日記

シャープ株が急騰

何でやねん、と思ったら、東芝ダイナブック部門を買い取ったご祝儀らしい。花輪みたいなもんか。
思えば、SHARPのパソコン部門も全ての取り組みで途絶してしまっている。MZ-80シリーズから始まり、MZ-2000シリーズが出たところで、X1にボコボコにされ、MZ-700細川政権のように途中で放り出され、X1turboは順調かと思われたものの、16bitでのチャレンジX68000は超マニア向けで満開の花火のように散ってしまい、火の鳥のように登場したMZ-2800は誰からも相手にされず、MZ-6500はその存在すら知られていないことが多い。

ただ忘れられないのは、そのMZ-6500で動いていた「ダイナデスク」と言う統合化ワープロソフトである。こいつで日本語原稿を何本かいたことだろう。A4の紙の上に書いている感、や、ドラッグアンドドロップなど、近未来的機能満載のソフトであった。1980年代、未だ元祖Mac(Macintosh128K)が登場する以前から、あのアランケイが提唱した、ダイナブックの精神(?)を具現化したものが実在したのだ。
自分が借用していたMZ-6500はハードディスクも内蔵しており、そこそこ使い勝手は良かったが、如何せん、ダイナデスクのソフトウェアには強力なプロテクトがかかっており、起動時に必ず、フロッピーディスクの挿入を求められた上に、ユーザー辞書ファイルが、そのプロテクテッドフロッピーの上にしか置けないと言うトンデモ仕様で、毎回、おっかなびっくり、書き込み禁止シールを剥がして、辞書ファイルをコピーしていた記憶がある。また、当時はWordStarをメインに使っていたので、マウスを多用したカットアンドペースと機能など、全然便利とは思えなかった。^KB、^KK、^KCでいいじゃん、と常に思っていた。今もそうだ。

今回、SHARP(ホンファイ)が買収するDynabookは、アランケイのとは直接は関係なく、名前をパクっただけなのだが、それでも質実剛健なノートPCを長い間リリースして来た東芝であり、「ハーゲンダッツ」並みに良いイメージのブランドだと思う。ただ、これから一体、どうしようと言うのだろうか。Zaurusで果たせなかった、世界対応SIM標準内蔵とか、これもまた、インターネットビューカムで果たせなかった通信カメラを具現化するために、GoPro的なカメラのドッキング内蔵機能の標準化を実現したりするのだろうか?