実歴─新築マンション購入リアルタイム日記

マンション購入後はポイント日記

アベノミクスと給料とホリエモン

朝のNHKニュースでまた、よほど安倍政権が気にくわないのか、アベノミクス検証の話を取り上げて、「給料は上がっていない」、を連呼していた。
給料が上がらないことにいらついて「日本は終わってる」とブログに書いた人が、ホリエモンに「終わってるのはお前」、と言われたのは記憶に新しい。
経済が好調になってトリクルダウンで、労働者階級まで皆がハッピーになる、と言う理論は江戸時代からあるらしく、落語の「百年目」がそのものずばりである。自分のやりくりで儲けて散財している番頭に、あるじが「お前が儲けるのはお前の甲斐性だから褒められること。でも、下々の者に露を降らせることも忘れンように、頼むで」と意見する話。

自分の給料もありがたいことに毎年、数千円くらい上げて貰っているが、源泉徴収票の所得欄を見るとどんどん下がって行っている。冷静に分析してみると、この年になって、自分は何の役職にもついておらず、ヒラなのだ、だからホリエモンの言うように確かにオワッっているのだが、給与はそこそこだし、今のところは、悪いことしない限りクビにはなりそうもないので、自分の中ではオワってなく、楽しい日本、美しい日本、日本万歳。、、、なのだ。
ただし、周りの同年代の人を見ると、殆どの人が、大変な役職から、閑職まで、いろいろな肩書きを貰っている。くやしいので自分も、役職は無理であるにしろ、ちょっと手当が出るような、会社内パートみたいな雑用仕事を最近、引き受けたりして来た。給料も何千円かであるがその分余計に貰えた。
しかし、ツイてないのが自分の取り柄らしく、来年、部下が一人もいなくなる状況になってしまった。これでは給料が万単位でランクダウンしてしまうがどうしようもない。
思い起こせば父親(故人)も、数十年前、勤務先のI金属で、定年のちょっと前に役員になって鼻高々だったのだが、偶然にも自分の部下が全員、突然退職してしまい、役員会で父親の部署自体が潰されて、どこかの店舗の店長に左遷され、給料も何分の一かにされて結局、辞職したのだ。息子から客観的に見て、人は良いものの、何もこれと言って才能がある人間ではなかったので、リストラされて仕方がないと思って傍観していた。